こんにちは!ARシャーシに心惹かれて早一年のぴこしんです!
方軸は奥が深くて面白いです(^^)
最近19mmベアリングローラーを購入しました!
でも脱脂をしてもあまり回転が良くならなかったんですよね・・・・。
原因を調べるとどうやら520ベアリングを収める穴が小さいことが原因だとか!
【この問題の解決方法は3ステップ!】
- ローラー側の穴を拡張
- ベアリングをローラー穴に圧入
- 回転のチェック
今回の改造は最悪ローラーが使えなくなるというリスクを伴いますが、手元にある道具で行えます!
ちょっと経験しとくか!という私と同じテンションの方はぜひやってみてください(^^)
この作業で必要な道具は8つ!
- カウンターギア
- ナット
- 20mm以上のビス
- 棒ヤスリ(100円ショップ)
- パーツクリーナー
- 小ガラスボトル
- メタルオイル
- ネジロック剤
カウンターギア・ナット・ロングビスで専用治具作成
まずはローラーから520ベアリングを抜く作業から行います!
手元にカウンターギア、ナット、20mm以上のビスを用意して治具を作成します。
ローラー穴はこのようにテーパー掛かっているので、穴の狭い方にビス頭が来るようにビスを通します。
写真のようにセットできたら、ナットを固定しつつビスを回します。
520ベアリングが外れたら準備完了です。
なみにこの作業で使うカウンターギア・ナット・ビスは歪む可能性があるので、この治具専用にした方がよいですよ
棒ヤスリでローラー穴を拡張!収まり確認も忘れずに!
520ベアリングが収まっていた穴を棒ヤスリで拡張していきますよ。
穴に沿うように円を描くようにそっと削りましょう。
穴のテーパーは維持したいので、穴の奥は削らないように!
削りすぎるとベアリングが穴に収まらず抜けていまいます(´;ω;`)
少し穴を広げたらベアリングを入れて収まり具合をチェックします。
先程のベアリングを外した治具を利用し、ビス→ベアリング→ローラー→カウンターギア→ナットの順で通します。
ローラーは図のようにテーパーの広い方を上にしてセットしてくださいね!
この作業をベアリングが収まるまで繰り返してください。
失敗してベアリングが取れてしまった!という方は後ほどリカバリ方法をご紹介します(^^)
とっても繊細な作業なので慎重に!ゴリゴリしすぎに注意ですよ!
パーツクリーナーで脱脂&洗浄しましょう!
作業で削りカスがローラー穴にはもちろん、取り付け確認の際にもベアリングに付着しています。
面倒ですが再度ベアリングをローラーから外し、パーツクリーナーで汚れを落としましょう!
脱脂については以前記事にしたパーツクリーナーの記事を参考にしてください。
パーツクリーナーをガラスの少ボトルに貯め、ローラーとベアリングを入れシャカシャカ脱脂!
またプラリングローラーはパーツクリーナーでプラが劣化する恐れがあります。
脱脂を短時間で済ませるか、綿棒などでパーツクリーナーを添付して汚れを落とすか工夫しましょう。
最後にメタルオイルで注油してあげます。
再びベアリングをローラーに圧入して完成です!
穴が広がりすぎて失敗したらネジロック剤を使いましょう!
棒ヤスリでローラー穴を広げる作業はとても難しいですよね。
穴が広がりすぎてしまった場合は、ローラー穴にネジロック剤を極少量塗布します。
今回は『LOCTITE 263』という高強度のものを使用しました!
テクスチャはとてもサラサラしていて、赤い色が液に付いているのでどこに塗布したか分かりやすいですよ(^^)
このネジロック剤はゆっくり硬化するので、慌てずベアリングをローラーに圧入していきましょう。もしネジロック剤が溢れてきてしまっても、キムワイプなどの紙で拭き取ってあげましょう。ベアリングの中にネジロック剤が入ってしまってもパーツクリーナーで洗浄すれば大丈夫ですよ。
丁度よい位置にベアリングをセットできたか、ローラーを回転させて動作確認します。
問題がなければ完全に硬化させるため24時間ほど乾燥させます。
より精度を高めたい方は専用治具を使用しましょう!
今回は手元にあるもので簡易治具を作成して、520ベアリングを外し棒ヤスリでローラー穴を削りました。
より精度を高くベアリングの締め付けを改善したい方は、ベアリングチェンジャーやリーマーなどの専用治具を使用してみましょう!これらはAmazonなどで購入できますよ。
ベアリングをローラーから出し入れする際に強い力が加わります。
ベアリングチェンジャーを使用すれば負荷は軽減されより安全に作業を行えますよ。
ローラー穴を棒ヤスリで広げる場合手の感覚だけが頼りでした。
リーマーを使用することで、穴の径を一定に保ちながら削れるので失敗も減ります。
リーマーはちょっとお高め!ベアリングチェンジャーは手頃なお値段なので購入してみたいなーと思いました!
まとめ
①ベアリングローラーの締め付けは手元にある道具で改善できる!
- カウンターギア
- ナット
- 20mm以上のビス
- 棒ヤスリ(100円ショップ)
- パーツクリーナー
- 小ガラスボトル
- メタルオイル
- ネジロック
②でもとても難しい作業!最悪ベアリングローラーが使用できなくなる!
③より精度を求めるなら専用治具を購入しましょう!
私は13mmオールアルミ・19mmプラリングディッシュタイプ・19mmプラリング5スポークとこの作業をしてきましたが、5スポークは失敗しました(´;ω;`)
スポークありはローラーがしなりやすいので真っ直ぐベアリングが圧入しにくかったです。
この経験を活かして治具を使用して作業したいと思います!
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